施主の希望で人気のテレビドラマに登場した建物どおりのデザインでつくりだされた。
リビングの一角に設けられた、アーチを描く壁面とスラッシュ窓の並ぶ余暇空間。
直線的なフォルムを描く建物に、採光を緻密に計算したうえでの多彩な窓の形状。
天井面に届くドア、ムクの梁を渡らせたデザイン性豊かな天井。
ぬくもりを湛えたやわらぎをまとって、優美な表情がつくりだされた。大きなバルコニーのある住まい。
木が呼吸する住まい。中空に渡されたムクの梁が視覚的な秀麗感を生んでいる。
〔一級建築士・阿部洋和さん〕
同社は複数の建築士と提携。依頼主の希望内容から、建築士それぞれの持ち味や、これまで手がけた家の特徴などを考慮して、担当の建築を決める。
阿部さんは、家は生活空間であると同時に、どこよりも心のやすまる余暇空間であらねばならない、と考える。子育て世代の依頼主が多いが、依頼主との打合せでは、十年後、二十年後のご家族の夢などについて談笑しながら、いつまでも心地よさの感じられる家の輪郭を一緒に描いていく。
阿部さんは「過程の満足」という言葉で、ご自分の信条を吐露された。つねに入念にプロセスを踏むこと。これがベストであるかどうかを確かめながら、次の段階へと移ることが大切、と語った。「お客様にも過程の満足を感じてもらえるように心がけています。心残りがあってはいけません」。
〔大工・斎藤好夫さん〕
東海商事の送りだす「グリーンステージ」分譲地・7期現場で作業に当たっているところをおじゃました。斎藤さんはほどなく大工歴40年になる。在来(木造軸組工法)ひと筋に、数えきれない件数の家を送りだしてきた。
斎藤さんによると、東海商事の家には集成材が使われておらず、その他の素材も健康志向で、作業していても気持ちがいい、ということだ。ムクの木をそのまま使い、柱や梁をむき出しにする同社の家づくりは、調湿性の高い木が呼吸することで室内の空気を爽やかに保つ効果を生み、長持ちする家をつくりだすうえで絶対的に大切な要素だとも語った。
作業に就く一軒の家が完成するまで、斎藤さんは他の現場との掛け持ちはしない。「だって自分が施主だったら、そんな仕事ぶりはいやでしょう。理由はそれだけですよ」
〔施主・S家の奥さまのお話より〕
「東海商事さんのことは広告で。会社のスタッフにお会いして、それまでの不安がすっかり消えました。私たちの場合、土地探しから始めたのですが、ほんと親身になって、いろいろな物件を紹介していただけて・・・」「建築士の先生も、会社のスタッフの方も私たちのわがままを聞いてくださって、みなさまにはほんと感謝のひとことです」「フリープランで建てられて、一番のこだわりだったリビングも、広く明るくとれて大感激です」「あのとき思いきって訪問して、ほんとによかったと・・・。ありがとうございました」
Sさんのご一家は2歳と7ヶ月のふたりのお子さんを持つ4人家族。さいたま市在住。ご主人31歳、奥さま28歳。
埼玉県川口市安行吉蔵 この物件は旭化成パワーボードのデザインコンテストで全国ベスト10入りしました。 屋根から突き出た樹は、坪庭風の浴室から望めます。
この物件は、98年の旭化成パワーボードデザインコンテストで、グランプリ賞 ( 全国優勝 ) をいただきました。 敷地35坪に建つ、木造 2階建てです。玄関の屋根と車庫のゲートを一体化させて、黒とグレーのトーンをバランスよくまとめました。当時、狭小地での受賞は初めてとのことで、建設業者さんが長野県や宮城県から観光バスで大勢見学に見え、デザイン手法の公演も依頼されたりしました。
2001年度の旭化成パワーボードデザインコンテストにて、全国ベスト10に入りました。正面右手がカーポートで、 2階から吹き降ろす屋根との繋がりに、工夫をこらしました。玄関上の屋根部分は、特殊な技術を用いてスッキリと見せています。
2002年度の旭化成パワーボードデザインコンテストにて、全国ベスト10に入りました。 東京都葛飾区の20坪の敷地に建つ、木造 2階建てです。